第65回分子生命科学セミナー/大学院特別講義


演題

小児がんにおけるトランスレーショナルリサーチ


演者:田尻 達郎
京都府立医科大学大学院 小児外科 教授

日時:平成25年6月10日(月)18:00〜19:00
場所:臨床小講堂3113室


要旨

 小児がんは症例毎にその腫瘍の悪性度が様々であることから、その治療にあたっては、まず腫瘍の生物学的悪性度を判定することは必要不可欠である。主に分子生物学的手法を使ったトランスレーショナルリサーチを実際に小児がんの治療を行う臨床医自身が携わることは、症例毎の高度なテーラーメイド型治療につながる。今回、臨床医の観点に立ってこれまで行ってきた神経芽腫を中心とした悪性度を判定する予後因子解析の内容を紹介し、また、最近、難治性小児がんに対する新規治療法の開発を目指して樹状細胞を用いた免疫遺伝子治療の開発を行っているので併せて紹介したい。

 

セミナーに関する問い合わせ:
分子生命科学講座 副島英伸 (内線2260)

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