Department of Biomolecular Sciences |
第51回分子生命科学セミナー
カンピロバクターから教わったギラン・バレー症候群の発症機序: ギラン・バレー症候群は、風邪をひいたり、下痢をしたりした1、2週後に、四肢の筋力低下が始まり、1、2週にわたって進行する。ポリオ根絶を目前とした現在、急性発症の弛緩性運動麻痺を呈する疾患のなかでもっとも頻度が高く、人口10万人あたり年間2人の発症が推定されている。興味深いことに、その診断基準は、1976年米国で行われた豚インフルエンザ予防接種後に多発した患者の疫学調査のため緊急で作製された経緯がある。 参考文献 Yuki N. Infectious origins of, and molecular mimicry in, Guillain-Barre and Fisher syndromes.
Lancet Infect Dis 2001;1:29-37 セミナーに関する問い合わせ:分子生命科学講座 吉田 裕樹(内線2290)
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