第22回分子生命科学セミナー/大学院特別講義

演題:哺乳類上皮細胞における細胞極性決定の分子メカニズム

演者:住本 英樹
(九州大学生体防御医学研究所
細胞機能制御学部門・増殖分化制御学分野教授)

日時:平成16年3月2日(火)17:30〜18:30
場所:臨床小講堂2 (3114)

内容

 細胞が正しく機能するためには、細胞の極性が形成され、それに従って細胞内の分子がしかるべく局在することが必要である。例えば、細胞(例えば、種々の幹細胞)の不均等分裂、細胞の遊走、あるいは上皮細胞の極性化(タイトジャンクションの形成などを含む)において、共通の分子群が細胞極性形成に関与することが知られている。その中で、Par 遺伝子群 (partitioning-defective genes) がコードする蛋白質について、これらがどのようにして哺乳類上皮細胞の極性を決定するのか、私達が最近見い出した新しいメカニズムについて紹介したい。

セミナーに関する問い合わせ:分子生命科学講座・出原(内線2261)

 

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