Department of Biomolecular Sciences |
第87回分子生命科学セミナー 中枢神経系疾患における免疫応答の意義 伊藤 美菜子 准教授 九州大学生体防御医学研究所 アレルギー防御学分野 日時:9月22日(月)17:30 - 18:30 場所:医学部臨床研究棟4階 2424室 近年、神経系と免疫系の連関が注目されています。パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患、自閉スペクトラム症や統合失調症などの精神疾患の病態においても免疫系の関与が強く示唆されはじめています。我々はこれまでに中大脳動脈閉塞モデルという脳梗塞マウスモデルを用いて、脳梗塞後急性期から慢性期にかけての免疫応答の意義について、特に、炎症を抑制するT細胞である制御性T細胞(Treg)に着目して研究を行ってきました。 本セミナーでは、脳梗塞後の免疫応答だけでなく、アルツハイマー病、自閉スペクトラム症などの様々な中枢神経系疾患における免疫応答の意義について紹介していきます。
セミナーに関する問い合わせ:
分子生命科学講座 吉田裕樹(内線2294) yoshidah@cc.saga-u.ac.jp
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