Department of Biomolecular Sciences |
第83回分子生命科学セミナー・大学院特別講義 中枢神経系悪性腫瘍に対する治療法開発 ―論文作成と研究者育成を通じて― 脇本 浩明 ハーバード大学 准教授 Brain Tumor Research Center マサチューセッツ総合病院 脳神経外科 日時:7月13日(水)17:30 - 18:30 場所:臨床大講堂 脇本先生は東京医科歯科大学をご卒業され、脳神経外科に入局されて脳腫瘍に対するウイルス遺伝子治療を研究テーマとされました。1999年にマサチューセッツ総合病院脳神経外科に留学され、一旦帰国された後、2006年より再度渡米されました。その後、脳腫瘍幹細胞を用いた研究を発展させ、この分野で世界的に注目される研究者となっておられます。 脇本先生は、様々な学術雑誌でEditorまたはReviewerとして投稿論文の査読のご経験をお持ちです。Biomedicine領域の研究で得られた新しい知見や成果を世界に広く公表するには、国際的な雑誌や学術学会での発表が必要であり、英語でのコミュニケーションが重要です。研究の内容は一流で立派であっても、それを的確に論理的に説得力を持って伝えることに必ずしも成功していない場合もあります。脇本先生は、論文やグラントの執筆にご苦労されながら、研究室の上司や共同研究者との無数のやりとりや議論を通して英語でのコミュニケーション能力を伸ばしてこられました。今回は、脇本先生のご研究を通して、論文作成、学会発表のコツに関してご講演いただきます。 今後、オンライン(Zoom)を活用した少人数(10人程度かそれ以下)セミナーを月に1回(全10回ほど)を計画しております。ここで、佐賀大学の大学院生や若手研究者に対して、1)Biomedical English Communication能力をどうやって伸ばせるのかを探求し、2)今後の論文、学会発表に有意義に生かすことを目指し、英語での論文作成のコツを掴み、学会発表、医学英会話力(話す力、聞く力)を伸ばす一助となることを目指しております。 どうぞ、多くの皆様の御来場をお待ちしております。 セミナーに関する問い合わせ:脳神経外科学講座 阿部 竜也 (2346) 分子生命科学講座 出原 賢治 (2261)
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