Department of Biomolecular Sciences |
第68回分子生命科学セミナー/大学院特別講義
時計遺伝子によるアレルギー反応の制御 アレルギー疾患の症状は、約24時間周期性(概日性)に起ることが特徴であるがそのメカニズムはこれまで不明であった。 我々は、生物の概日性の生理的リズム(睡眠と覚醒、体温など)を司っている時計遺伝子がアレルギー反応の概日リズムを制御していること (J Allergy Clin Immun 2011)、さらにマスト細胞に発現する時計遺伝子がこの制御に中心的な役割を果たしていることを見出した(J Allergy Clin Immun 2013)。 本セミナーでは、このようなアレルギーと時計遺伝子との関係を議論する。 参考文献 Nakamura Y, J Allergy Clin Immun 127(4):1038-1045, 2011
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