Department of Biomolecular Sciences |
第24回分子生命科学セミナー演題:本来の遺伝子制御構造ユニットを運ぶヒト人工染色体(HAC)ベクター:遺 押村教授は,過去20年間に渡り染色体導入及び改変技術を開発・利用することによ
り,がん抑制遺伝子・細胞老化遺伝子・テロメレ−ス抑制遺伝子や種々の遺伝子疾患
の原因遺伝子のマッピングおよび遺伝子単離に成功してこられました。最近では,こ
の手法を利用してゲノムインプリンティングに関わる遺伝子の単離,制御メカニズム
の解明及び新規ヒト人工染色体(HAC)に関する研究を行っておられます。今回は,
HACについての最近の研究成果を紹介していただきます。 内容 動物細胞の遺伝子は本来染色体上にあってまさに必要とされる時に組織特異的に一定量発現し,細胞に機能や分化をもたらしている。この精妙な制御は単にプロモーターのみならず特異的エンハンサー・サイレンサーやすべてのエクソン・イントロン構造
を含む染色体上の発現ユニットが全体として機能し、「正確な発現」を実現している。 セミナーに関する問い合わせ:分子生命科学 向井常博(内線2260あるいは3301)
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