第17回地域医療科学教育研究センター重点医療研究部門研究会
演題
ビタミンK2の肝癌再発抑制および肝癌細胞増殖抑制作用について
演者：水田 敏彦（肝臓・糖尿病・内分泌内科）
要旨
佐賀県はＣ型肝炎の罹患率が高く、肝癌による死亡率は全国一である。肝癌は治療法の進歩により予後は改善しているが、高い再発率のため長期生存は困難である。我々は１９９９年よりビタミンK2（VK２）製剤による臨床試験をおこない、肝癌再発抑制効果を確認した。同時に肝癌細胞株に対するVK2の増殖抑制作用、抗癌剤との併用効果、転移・浸潤能への影響などの基礎実験を行っており、その結果について報告する。
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