研究課題名 大腸癌発生に対する各種脂質長期摂取の影響
研究者 藤本一眞(佐賀大学医学部)
岩切龍一(佐賀大学医学部)
藤瀬剛弘(佐賀大学医学部)
研究計画の概要 ω6脂肪酸の長期摂取が実験大腸癌発癌促進的に働くことを解明してきた(Wu B, et al. Exp Biol Med, 2004)。本年度以降は、ω3脂肪酸、ω9脂肪酸、飽和脂肪酸について大腸,小腸粘膜アポトーシスへの影響を検討し、大腸発癌への作用をω6脂肪酸と比較検討する。さらにアポトーシス制御因子の差を検討することにより大腸の発癌と小腸機能との関連を具体的に検討していく予定である。
研究実施計画 魚油に多く含まれるω3脂肪酸、ω9脂肪酸、飽和脂肪酸を多く含む餌をラットに長期的に与えてω6脂肪酸の作用と比較しながら以下の点を検討する。
1)小腸のアポトーシスの変化
2)粘液内諸酵素活性や発癌遺伝子発現の変化
3)これらの脂肪酸の小腸での解毒代謝の大腸への影響
4)大腸発癌作用

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