研究課題名 植物ポリフェノールとの結合による食材タンパク質の機能化
研究者 石丸 幹二(佐賀大学農学部)
研究計画の概要 佐賀県の主要作物である大豆、および有明海産生物であるナルトビエイを材料として得られるタンパク質を、植物ポリフェノールとの結合により複合体に誘導することにより、新しい機能性食品素材として開発する。植物ポリフェノールとしては、茶カテキンやナンキンハゼ葉タンニン、ナンキンハゼ葉アントシアニン等を用いる。大豆やナルトビエイのタンパク質が元来有する機能性に加えて、植物ポリフェノール類の抗酸化活性や抗アレルギー活性の強化された新しい複合型の素材を開発する。
研究実施計画 1)大豆、およびナルトビエイからタンパク質画分を調製する。
2)茶葉やナンキンハゼ葉からポリフェノール抽出物を調製する。
3)タンパク質画分と植物ポリフェノール抽出物を混合し、pH調整により、複合体沈殿物を作成する。
4)複合体中のポリフェノール含量について分析する。
5)複合体を機能性調査の実験用素材として提供する。

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