タンパク質は20種類のアミノ酸が連続して結合した生体高分子ですが、そのアミノ酸の配列の仕方や立体的な構造などによって、その働きは多種多様です。私達のグループは、生体内でタンパク質がそれぞれの働きをするためにはどのような構造が重要であるのか、その仕組みについて研究を行っています。具体的には、遺伝子であるDNAのある特徴的な塩基配列のところを切断する制限酵素や、細胞を外からの力に耐えられるように細胞内で支える中間径フィラメントというタンパク質繊維について研究しています。方法・技術としては、目的タンパク質をコードするDNAをクローニングして塩基配列を決定したり、実際にそのDNAから目的タンパク質を発現させて立体構造や機能を解析したり、さらにはDNAの塩基配列を一部変異させることで変異体タンパク質を作製してその機能が天然型と比較してどのように変化するなどについて調べています。

研究概要

研究テーマの紹介